2008年12月16日火曜日

マイク

川越メディアセンターで、マイクによる録音を行う場合、マイクから入力できないことがしばしばある。最初はハードの故障かとも思ったが、調べてもらったところ、しばらく使用していないマイクは認識されなくなるようだ。
これも省エネ機能の一つなのかもしれない。昔では考えられなかった機能だ。おそらくノイズを検出して接続の有無や利用状態を調べるのだろう。今回使用したマイクにスイッチが付いていたのも災いしたのかもしれない。スイッチがなければ接続状態と認識され続けたかもしれない。
ところで、このトラブルを修復する方法だが、単にマイクを抜き差しすればよいようだ。それで新しいデバイスが接続されたと認識され、使えるようになる。

2008年11月14日金曜日

Googleドキュメントを活用しよう

久しぶりに投稿する。
Googleドキュメントを推奨したい。
GoogleドキュメントはWord, Excel, PowerPointの機能をブラウザだけで実現したものだ。あまる複雑な文書は書けないが多くの場合MS-Officeの代用になる。
しかし、推奨したいのはPDF文書の保存だ。
例えば、研究室には多くの卒業論文が眠っている。多くの研究室では紙のまま眠らせているだろう。うちの研究室ではPDFにして、しかもGoogleドキュメントに保存している。費用は一切かからない。
Googleドキュメントの文書はGoogleグループで共有できる。うちの研究室では、グループを連絡網として使っているので、簡単に文書を共有できる。
ただし、PDF文書はグループ名では共有できない。これはそのうち改善されると期待している。

2008年10月29日水曜日

白山キャンパスでの学外アクセス

白山キャンパスでインターネットを接続するには、有線および無線LANを用いる。
いずれも場合もToyoNetアカウントによる認証が必要となる。ただし、単にToyoNetアカウントがあればよいというわけではなく、別途申請が必要だ。
認証後、学内は自由にアクセスできるようになる。しかし、学外にはアクセスできない。
学外にアクセスするにはプロキシの設定をする必要がある。
IEの場合、[インターネットオプション]-[接続]-[LANの設定]で、「自動構成スクリプトを使用する」にチェックを入れ、下記のアドレスを入力する。
http://proxy2.toyo.ac.jp:8081/proxy.pac

2008年7月4日金曜日

Pukiwikiのインストール

www.cc.eng.toyo.ac.jpは学内限定だが、1GBの容量が使える。
今回は、このサーバにPukiwikiをインストールする方法を紹介する。
使用したバージョンはpukiwiki-1.4.7_notb_utf8.tar.gzだ。
これをダウンロードし、そのままFTPでwww.cc.eng.toyo.ac.jpの~/public_html/cgi-binにアップロードする。~はホームディレクトリを指す。~/public_html/cgi-binがなければ作る。
なお、www.cc.eng.toyo.ac.jpではCGIの使用を~/public_html/cgi-bin以下のディレクトリに制限しているので、これ以外のディレクトリで作ることはできない。ちなみに、PHP自体はどこのディレクトリでも動作する。その場合、誰でもデータにアクセスできるので、セキュリティ上問題がある。
その後以下の作業を行う。
% cd ~/public_html/cgi-bin
% tar zxvf pukiwiki-1.4.7_notb_utf8.tar.gz
% mv pukiwiki-1.4.7_notb_utf8 wiki
ここで、cgi-binディレクトリで.htaccessを編集し、以下の2行を追加しておく。
Option +ExecCGI
AddHandler application/x-httpd-php5cgi .php
これらは.phpのファイルをCGIとして処理するためのものなのでwiki以外でも使う。よってcgi-binにおいた方がよい。
% cd wiki
ここで、INSTALL.txtを読んでおこう。それに従い、pukiwiki.init.phpを編集する。
% vi pukiwiki.ini.php
viの使い方がわからない人はPCにダウンロードし、編集してからアップロードする。
ここで、以下のように編集する。
$script = 'http://www.cc.eng.toyo.ac.jp/~アカウント名/cgi-bin/wiki/index.php';
次に、以下の行を
$adminpass = '{x-php-md5}!';
以下のように変更する。
$adminpass = '{x-php-md5}' . md5('YourPassWord');
なお、YourPassWordは自分しか知らないパスワードに変更しておく。
このままではpukiwiki.ini.phpのファイルを見るとパスワードがばれてしまうので、MD5にするか、以下のようにファイルのアクセスを禁止する。
% chmod 600 pukiwiki.ini.php
次に、index.phpの先頭に#!行を追加する。
% index.php
#!/usr/bin/php
以下略
次に、index.phpを実行可能にする。
% chmod u+x index.php
これでインストールは完了だ。あとはhttp://www.cc.eng.toyo.ac.jp/~アカウント名/cgi-bin/wikiをアクセスする。

2008年7月2日水曜日

手軽な認証統合

XAMPPを使うと自分のPCでWebサーバを立ち上げることができる。
Webサーバを運用しているとコンテンツを保護したいことがある。例えば、学内限定アクセスを許すような場合だ。多くはIPアドレスで制限するが、学外から正式のユーザのアクセスを許したい時もある。例えば、家からレポートを提出するような時だ。それには認証が必要だ。
認証は面倒な処理の1つだ。しかし、mod_auth_remoteを使うと簡単に認証できる。
XAMPPにはmod_auth_remoteというモジュールがある。
最初は設定ファイルでコメントアウトされているが、http.confで以下のように先頭の#をとればよい。
LoadModule auth_remote_module modules/mod_auth_remote.so
再起動すれば、mod_auth_remoteが使える。
実際に使うには、保護したいコンテンツをフォルダーにまとめ、.htaccessに以下のような設定を書く。
AuthType Basic
AuthName "133.79.248.212"
AuthRemoteServer plog.toyo.ac.jp
AuthRemotePort 80
AuthRemoteURL /rgate/general/RGSrchPrintSummary.asp
Require valid-user
これだけでToyoNet IDを持つ人しかアクセスできないページ(フォルダ)となる。
この機能はプリンタの印刷確認ページを利用しているので、そのページの認証方法が変わると使えなくなる。
しかし、学内に1つはこのような認証サービスが存在していると便利だ。草の根で教育ツールを開発できる。

2008年5月23日金曜日

Office 2007 SP2

2009年Office 2007 SP2が配布される予定だ。
これでPDFやODF(OpenOfficeのファイル形式)を正式サポートするらしい。
自宅で無料のOpenOfficeを使っている人も学校のOffice 2007で読み書きできるわけだ。
ならば個人用にOffice 2007を買う必要もないかもしれない。

Google Sites

Googleの新サービスSitesが一般公開された。従来はAppsの中でしか使えなかったサービスだ。
これは種類で言うとWikiになる。しかし、Wiki特有の文法を覚える必要はない。その意味ではブログともいえる。しかし、ブログのように日記形式になるわけではなく、基本的にはキーワードでリンクされる。
私は別のブログでかねてからクローズグループのWikiのオープンサービスの必要性を主張してきた。Google Sitesによってそれが可能になる。ただし、グループメンバーはGoogleアカウントに限られる。メンバーは事前にGoogleアカウントに登録する必要がある。
Sitesの登場で学内にコンテンツを置く必要がほとんどなくなった。大きなファイルは学内サーバに置かなければならないが、HTMLファイルはSitesで管理できる。
今後、Sitesに添付ファイルの機能が加われば学内ホームページは完全に不要となるかもしれない。
と書いた後で、よく見たらちゃんと添付機能があった。もう何もいらない。

2008年5月21日水曜日

Visual Studioでファイルを使うときの注意

川越PC教室にはVisual Studio 2005がインストールされている。これでCなどの演習を行っている。
しかし、プロジェクトの保存場所がネットワークドライブに設定されているため、Win32コンソールアプリケーションを実行すると不具合を生じる。具体的にはファイルの読み書きができない。つまり、ファイルを読み書きするプログラムは期待どおりに動作しない。
そこで以下のように対処する。
新しいプロジェクトを作成するとき、その保存場所をZ:ではじまるパスに修正する。認識できない\\ではじまるUNCパスを認識できるパスに変更するわけだ。
一度、この設定をしておけば、続くプロジェクトも同じ場所に作られる。

2008年5月14日水曜日

DreamSpark

Microsoftが学生向けの無料ダウンロードプログラムDreamSparkを開始した。
Visual Studioなど、購入すればかなりの額が必要なソフトを無料で利用できる。
ただし、国際学生証が必要とのこと。この手続きには1500円ほどかかる。それでもソフト代を考えれば安いものだ。
生協で国際学生証を取得してソフトウェアを入手しよう。

2008年5月9日金曜日

添付ファイルの制限回避

メールでレポートを送るとき、レポートをメールに添付して送る。
しかし、多くの場合、添付ファイルの数や容量には上限がある。ToyoNetを含む多くのメールでは10MBだ。
そのような場合はFilemailなどを使うとよい。
Filemail.com(http://www.filemail.com)は2GBまでのファイルを添付できる。
また、PipeBytesは無制限のファイルを送信できる。ただし、PipeBytesは1度しかダウンロードできない。

Microsoftアカデミックアライアンス

キャンパスアグリーメントと類似のサイトライセンスにアカデミックアライアンスがある。
これはWindowsアプリケーションの開発を促進するための政策であるため、MicrosoftのOS(Windows Serverを含む)、開発系(Visual Studioなど)に限られる。Officeが含まれていない。
その代り学生も自由にOSやVisual Studioを利用できる。
情報工学科を含め、工学部の多くの学科はアカデミックアライアンスに加入している。
この契約により当該学科の研究室のPCには違法コピーは存在しないことになる。Officeは例外だが、Officeはキャンパスアグリーメントの学生オプションで許可される。
キャンパスアグリーメントのOSがアップグレード版に限定されるのに対して、アカデミックアライアンスのOSは初期インストールも可能だ。
しかし、これら2つのライセンスが十分に活用されているかと言えば、必ずしも十分とはいえない。ライセンス違反の保険のような役割しか果たしていない。もっと積極的に利用すれば、無料でPCの環境を整備できる。学生にはうれしい話だと思うが、知らない人が多い。

Microsoftキャンパスアグリーメント

本学ではMicrosoftとキャンパスアグリーメントという契約を結んでいる。
これは一種のサイトライセンスで、そのサイト(本学)内では自由にソフトを使ってよいというライセンスだ。そのため、理論上、本学にはキャンパスアグリーメントの対象ソフトの違法コピーは存在しない。
キャンパスアグリーメントの対象はOS(Windows Serverの除く)、Office、Visual Studioだ。
なお、川越キャンパスでは学生オプションを加え、研究室の学生用PCでも利用可能としている。他キャンパスと異なり、研究室に多くのPCがあるためである。PC教室より研究室のPCの方が多いくらいだ。

2008年5月8日木曜日

SFTP

記事「ホームページの公開」の中でwww.eng.toyo.ac.jpは学外からFTPでアクセスできないと書いた。間違いではないが、補足する必要がある。
FTPで学外からアクセスできないが、SFTPで学外からアクセスすることはできる。
SFTPとは安全に通信できるように改良されたFTPだ(と考えてほしい)。
すべてのFTPクライアントでSFTPが使えるわけではない。SFTPクライアントにはFileZillaがある。
学外から接続するときはポート29を使う。学内からは標準ポート22でも29でもどちらでもよい。設定を変えるのは面倒なので29にしておこう。
まず、[ファイル]-[サイトマネージャ]でサイトマネージャを開く。
[新規サイト]で以下のようなサイトを作成する。
ホスト www.eng.toyo.ac.jp
ポート 29
サーバの種類 SFTP using SSH2
ログオンの種類 通常
その後、メニューからサイトを選択して接続する。

SP3インストール上の注意点

Vistaを使っている人も多いと思うが、まだまだXPが全盛だ。
このXPにSP3が配布されるようになった。しかし、インストール時に注意する必要があるようだ。
SP3をインストールすると、IE7(およびIE8ベータ)がアンインストールできなくなるらしい。
つまり、IE8正式版が出ても更新されない可能性がある。
それは困るだろう。
では、どうすればよいかというと、IE7をアンインストールしてからSP3を当てればよい。
(後日談)訂正をしておく。正確にはIE7をアンインストールできないというより、IE6に戻せないということらしい。よって、新版のインストールは可能なようだ。

私が試したときは、IE7のせいかどうかわからないが、そもそもSP3が当たらなかった。インストールに失敗した。そのようなときもIE7をアンインストールしてからSP3をインストールすればよいかもしれない。
(後日談)訂正しておく。SP3が当たらないのは事実だが、IE7とは別の原因だった。SP3のインストール時にアクセス拒否が起きることがあることが報告されている。セキュリティ情報を初期化することで対処できるらしい。

2008年4月28日月曜日

Windows XP SP3

4/29からSP3が配布される。
ダウンロードとインストールに相当な時間がかかるだろう。
こういうときは夜中じゅうPCの電源をつけっぱなしにしておくしかない。
1日目にダウンロードされ、翌日の夜中にインストールする。
そのくらい気長に待とう。

2008年4月27日日曜日

Bloggerで学内限定ブログを作る

BloggerはFTPでアクセスできる場所にブログを作成できる。
必ずしもHTTPでアクセスできる必要はない。
したがって、学外からFTPでき、かつ学内からHTTPでアクセスできるサイトであればBloggerを使ってブログを設置できる。
残念ながら該当するサイトはwww2.toyo.ac.jpだけだ。他のサイトは学外からのFTPを受け付けない。
www2.toyo.ac.jpは教員のみ利用可能なので、この方法でブログを設置できるのは教員だけとなる。
学生には残念だが、将来FTP可能なサイトができるかもしれない。

2008年4月22日火曜日

無料のOffice

授業のレポートを作成するときOfficeを使う。特にWordを使う。
WordはMicrosoftのソフトで、有料だ。コピーして使ってはいけない。
しかし、Officeがないとレポートが書けないので何とかしないといけない。
無料でWordを使うにはいくつかの方法がある。
(0) Office Personal(有料)
いまどきのPCにはたいていOffice Personalがインストールされている。Office PersonalはWordとExcelのパッケージだ。よって新しくPCを購入した人は追加の支払いなくOfficeを使うことができる。正確には無料ではないが、追加支払いがないので、無料に準じるものとして番外にランクしておく。ただし、PersonalにPowerPointは含まれないので以下の方法を参考にするとよい。
(1) OpenOffice(無料)
OpenOfficeはオープンソースのOfficeだ。操作感はOffice 2003に近い。OpenOfficeはMicrosoft Office 2003の文書を読み書きできる。また、Microsoft Office 2007はOpenOfficeの文書を読み書きできる。OpenOfficeの文書形式は国際標準となっている。Microsoft Office 2007の文書形式も国際標準である。しかし、Microsoft Office 2003の文書形式は国際標準ではない。国際標準に基づいた文書は長く利用できる。自宅で使うOfficeとしては大いに推奨できる。
(2) Googleドキュメント(無料)
Googleのサービスの1つにオンラインで使えるOfficeである「ドキュメント」がある。ドキュメントにはWord、Excel、PowerPoint相当の機能がある。正確にはワープロというよりホームページ編集というべきかもしれない。しかし、Word形式で取り出すことができるので実用上は問題ない。特筆すべき点は、ドキュメントの文書はネットワークの向こう側に保存されるという点だ。編集するにはオンラインでなければならないが、ストレージの容量を気にする必要はない。

WingNet

WingNetは学生が使うソフトではない。教卓PCにしかインストールされていない。しかし、授業では毎回使われているので、そのしくみを知っておくのもよいだろう。
WingNetは授業を支援する様々な機能を持っている。中でもよく使われる機能は、モニター、出席と指導だろう。
モニターとは、学生のPC画面をそのまま表示する機能だ。昔のWingNetでは使用中のアプリケーション名が表示されるだけだったが、今のWingNetでは縮小画面が表示される。だから無関係のサイトを見たり、ゲームをしていればすぐわかる。
出席は、文字通り出席をとる機能だ。授業を開始してから終了するまでにログオンした履歴が出力される。出席データはCSV形式で保存されるので、Excelで集計することもできる。
指導は、教師画面を学生画面に転送する機能だ。PC教室にはプロジェクターがあるが、後ろの席から前のプロジェクターを見ても小さな字は読めないだろう。そこで指導が必要になる。
しかし、指導を使うにはコツがいる。指導で転送可能なのはメインモニタだけだ。通常、メインモニタは17インチ画面だ。学生用ディスプレイは17インチなので、指導画面でディスプレイが覆われてしまう。そこで、指導用モニタとして15インチモニタを用意している。解像度が低いが十分だろう。なぜなら従来のPC教室では15インチモニタで授業をしていたのだから。15インチモニタをメインモニタにするには[コントロールパネル]-[ディスプレイ]-[設定]で切り替える。
また、スタートメニューを表示するには、タスクバーの固定を解除して、15インチモニタに移動する。

2008年4月18日金曜日

Cコンパイラ

プログラミングの授業ではC言語を習うことが多いだろう。
Cのプログラムを実行するにはCコンパイラが必要だ。
MicrosoftのサイトではVisual Studio Expressを無料で配布している。
UNIXにはGCCという有名なコンパイラがある。これをWindowsに移植したものが、MinGWだ。これも無料で配布されている。
今の時代にお金がないから勉強できないということはないということだ。

VMware

川越キャンパスのPC教室ではVMwareを使うことができる。
VMwareというソフトを知る人は多くないかもしれない。VMwareは仮想マシンを作成したり、実行したりするソフトだ。
仮想マシンという言葉も初めて聞く人がいるだろう。仮想マシンとは、ソフトウェア的に作成された別のマシンを意味する。ゲーム機PS2ではPS1のゲームをプレイできる。同様にWiiでは昔のファミコンのソフトをプレイできる。同じようなものだと考えればよい。要はPCの中に別のPCを作ることができる。
これが何の役に立つのかと疑問に思う人もいるだろう。Windowsの中でWindowsを動かしても重くなるだけで無駄なように思えるかもしれない。しかし、PC教室のWindowsは限られた権限の中でしか使えないが、VMware上のWindowsは自由に使うことができるという点が大きく違う。つまり、VMware上のWindowsには好きなソフトを自由にインストールできるわけだ。もちろんライセンスは守って使おう。
また、Windows以外のOS、たとえばLinuxをインストールすることもできる。世の中にはWindows以外のOSもある。しかもかなりたくさんある。それらをすべて試すことができる。本気で勉強したい人にとってはうれしいソフトだろう。
ただし、このVMwareを使うにはかなりのディスク容量を必要とする。考えてみれば当然だが、80GBのHDDを搭載したPCを作りたければ、80GBの容量が必要だということだ。実際には、使用した分の容量が消費されるので、80GBのファイルを作成する必要はない。しかし、それでも最初から1GBくらいは必要とする。
ここで、個人当たりのディスク容量が500MBだったことを思い出してほしい。つまり、USBディスクがなければ使えないということだ。
VMwareを使ってLinuxを試すにはUSBディスクが必要だ。
ちなみに、VMwareにはVMware Playerという無料版がある。こちらは仮想マシンを作成することはできないが、作成した仮想マシンを実行することはできる。学校で仮想マシンを作成し、家で実行することができるわけだ。

2008年4月17日木曜日

Visual Studio 2005

PC教室でC/C++のプログラムを作成するにはVisual Studio 2005(以下VS)を使う。
現在VSではトラブルが報告されている。
「MSVCR80D.dllが見つからなかったため、...」と表示されたら、以下の方法で対処しよう。
メニューから[プロジェクト]-[~のプロパティ]を選択し、プロパティページを開く。
次に、[構成プロパティ]-[C/C++]-[コード生成]を選択し、[ランタイムライブラリ]から[マルチスレッドデバッグ(/MTd)]を選択する。

Zipで圧縮しよう

PC教室の容量は限られている。履修の終った授業のファイルはZipで圧縮しよう。
WindowsはZipファイルをフォルダのように表示できる。
圧縮するにはファイルまたはフォルダを選択し、右メニューから[送る]-[圧縮(Zip形式)フォルダ]を選択する。
Zipファイルはフォルダとして扱うことができるので、ファイルを取り出したり、格納したりすることもできる。
Zipファイルを展開するには、Zipファイルを選択し、右メニューから[すべて展開]を選択する。ウィザードが開くので質問に答えていけばよい。

2008年4月15日火曜日

Blogger

このブログはGoogle Bloggerで作成している。ブログはHTMLを編集する必要がないので手軽に利用できる。ちょっとしたホームページ編集ソフトの代わりになる。
通常、Bloggerでブログを作るとblogspot.comサイトに登録される。しかし、Bloggerは別のサイトのブログを編集することもできる。FTPで経由して別サイトにコンテンツをアップロードするのだ。
www2.toyo.ac.jpはFTP経由で学外からアクセスできるので、Bloggerでブログを編集することができる。この技を知っていれば、面倒なHTML編集作業に煩わされることはない。

Google Page Creator

www2.toyo.ac.jpの容量は50MBしかない。これでは物足りないという人も多いだろう。容量を節約する小技を説明する。いろいろな方法があるが、ここではGoogle Page Creatorを使ってみよう。
www2.toyo.ac.jpは公開用ホームページだ。公開用ホームページはどこにあってもよい。つまり、大学になくてもよい。Google Page CreatorはGoogleのホームページ編集ソフトだ。オンラインで使えて、ホームページのホスティングもしてくれる。
私のホームページはwww2.toyo.ac.jpからPage Creatorへリダイレクトするようになっている。しかし、その中で重要なコンテンツはwww2.toyo.ac.jpに保存している。

ホームページの公開

ToyoNetでホームページを公開するには3つの方法がある。
(1) www2.toyo.ac.jp
サイトにFTPまたはSSHでアクセスし、~/public_html以下にコンテンツを作成する。ただし、SSHは学内からしかできない。
http://www2.toyo.ac.jp/~uehara/のようなアドレスで学外に公開される。
教員用と授業用があり、申請することで利用可能となる。容量は50MBに限られる。
(2) www.eng.toyo.ac.jp
サイトにSSHまたはFTPでアクセスし、~/www_html以下にコンテンツを作成する。ただし、FTPは学内からしかできない。
http://www.eng.toyo.ac.jp/~uehara/のようなアドレスで学外に公開される。
申請しなければ利用できない。容量は500MBだ。
(3) www.cc.eng.toyo.ac.jp
サイトにSSHまたはFTPでアクセスし、~/public_html以下にコンテンツを作成する。ただし、SSHおよびFTPは学内のサイトからしかできない。
http://www.cc.eng.toyo.ac.jp/~uehara/のようなアドレスで学内のみに公開される。
学内に限定されるので練習用だが、容量は(2)と共有で500MBまで可能だ。つまり、両方の合計が500MBを超えてはいけない。
私の場合は、全部のサイトを利用している。例えば、学外用の公的個人ページは(1)、研究室のページは(2)、授業ページは(3)といった具合だ。
また、FTPとSSHの学外からのアクセスはwww2.toyo.ac.jpとwww.eng.toyo.ac.jpで逆になっている。つまり、www.eng.toyo.ac.jpにSSHでアクセスできれば、そこを経由してwww2.toyo.ac.jpにアクセスできる。

2008年4月14日月曜日

Gmail

GmailはGoogleが提供する無料のメールサービスだ。Active Mail同様にWebメールなので、オンラインで使う必要がある。
Gmailの最大の特徴は容量の大きさだろう。6GBもの容量があるので、よほど無茶な使い方をしない限り全部使い切れない。ちなみに、私は Gmailに過去10年分のメールを保存しているが、それでも2GBに達しない(逆の言い方をすれば2GBくらいなら近いうちに消費してしまう)。しかも随時容量を増やすというから安心できる。
Gmailのアカウントを申請するには、既存のメールアカウントが必要だ。ToyoNetメールのアカウントを使ってGmailのアカウントを取得しよう。
ToyoNetにはオプションで転送機能がある。このオプションはもちろん無料だ。オプションメニューで転送設定すればGmailのアドレスにメールを転送できる。Gmailならば容量を心配する必要はない。
Gmail以外にも大容量のWebメールはある。YahooやHotmailだ。その中でGmailを推奨するのはGoogle Apps for Educationがあるからだ。このプログラムでは、学校の全員に無料のGoogleアカウントが配布される。近い将来ToyoNetメールが Gmailになるかもしれない。

Thunderbird

ToyoNetメールの容量不足を解消するにはメールソフトで定期的にメールをダウンロードする必要がある。ToyoNetメールは15MBしか容量がないので、1MBのメールを15通受信すると、それ以降メールを受信できなくなる。1MBものメールを添付することは珍しいと思うかもしれないが、場合によってはよくある。例えば、レポートを受信する場合だ。履修者が100人いるのに15人までしか受信できないとしたら大変なことになる。学生も同じだろう。グループでレポートを書くとき誰か一人が受信できずに作業が進まなくなると困る。
PC教室にはThunderbirdがインストールされている。Thunderbirdを使うとToyoNetからメールをダウンロードすることができる。ここではThunderbirdの使い方や細かな設定についてのは省略する。それより、Thunderbirdを使う意味や利用上の注意について述べる。
Thunderbirdは自宅で使う方がよい。学校で使っても学校のPCに保存できる量は限られている。自宅のPCなら十分な容量があるだろう。
Thunderbirdを学校で使うならUSBメモリにポータブル版を入れて使おう。前に紹介したwinPenPackにはポータブル版の Thunderbirdが含まれている。USBメモリにはPC教室に保存できるより多くの容量がある。しかし、長く使っているとUSBメモリにも入りきれなくなる。その場合は自宅のPCか、Google Mail(Gmail)を使おう。

winPenPack

USBメモリはデータを入れるだけが能ではない。アプリケーションも入れることができる。
USBメモリに入れることができるアプリケーションはインストール作業を必要としないものに限られる。これらのアプリケーションは通称ポータブル版といわれる。少し細かい話をするとアプリケーションはOSのレジストリという場所に様々な情報を保存する。しかし、レジストリはPCによって異なるのでインストールした場所でしか動作しないことになる。ポータブル版はレジストリを使用しないので、どこでも利用できる。
お勧めのポータブル版はwinPenPackだ。英語版だが、あらゆる分野のソフトがそろっている。代表的なアプリケーションは OpenOffice(無料のOffice)、Firefox(無料のブラウザ)、Thunderbird(無料の電子メール)などだ。有料のソフトを使わなくても十分授業の演習を行うことができる。ただし、内容によっては難しいこともあるので、注意する必要がある。
winPenPackには容量に応じて様々なバージョンがある。2GBのUSBメモリなら1GB版がお勧めだ。これがフルセットに相当する。データ領域が半分になってしまうが、それだけの価値はある。

SkyDrive

USBメモリを持っていない人(あるいは忘れた人)がデータを保存するにはSkyDriveを使うとよい。
SkyDriveはMicrosoft Windows Liveのオンラインストレージサービスだ。無料で5GBまで使える。1つのファイルの大きさは50MBまでだ。基本的には、IEで1つずつファイルを指定し、アップロードする。しかし、Active Xがインストールされていればdrag & dropでまとめてアップロードすることもできる。
Active Xがなくても、とりあえずまとめてアップロードするには、右ボタンで圧縮フォルダに送り、まとめたzipファイルをアップロードすればよい。ただし、50MBの容量制限に注意する必要がある。
USBメモリより大容量でかつ無料だが、インターネット経由のアップロード・ダウンロードはかなり遅い。小さなファイルはともかく大きなファイルは授業中に即座にダウンロードできないかもしれない。また、ダウンロードする場所(残り容量)もないかもしれない。したがって、USBメモリと併用することを推奨する。

USBメモリを使おう

ToyoNetでは、PC教室に自分のデータを保存することができる。しかし、この容量はあまり大きくない。工学部で500MBだ。ちなみに、工学部以外の学生でも申請すれば川越のPC教室を利用できる。ストレージとして使うには容量不足だが、興味のある人は申請してみよう。
容量不足を抜本的に解消するにはUSBメモリを使うしかない。USBメモリは2GBのものが生協で3000円ぐらいで売っている。来年はもっと大容量のものが安くなるだろう。
USBメモリはいつでも持ち歩くようにしよう。なんならiPodでもよい。iPod以外の携帯プレイヤーもUSBメモリ代りに利用できる。
大容量を望むならUSBディスクがお勧めだ。値段は1万円を超えるが、80GBくらいの容量がある。本体のPCとそん色ない。携帯性を考えると USBメモリが無難だが、後で説明する仮想マシンを使うにはUSBディスクでないと無理だろう。贅沢をいえば両方あった方がよい。必要に応じてUSB製品を買おうというなら、最初はUSBメモリを買うべきだ。

ToyoNetメール

ToyoNetでは、当然だがメールの読み書きができる。メールアカウントは入学と同時に作成され、卒業後も利用できる。メールアドレスは「ユーザ名@toyonet.toyo.ac.jp」となる。
大学には学部・学科で独自に運営しているメールもあるが、公式なメールはToyoNetメールだけだ。独自ドメインのメールはセキュリティが不十分なので、今後は消えていくだろう。
メールはやっかいなサービスだ。誰でも簡単にメールサーバを立ち上げることができる。実際、Linuxをインストールしさえすればよい。しかし、万全なセキュリティを実現するのは至難の業だ。
ToyoNetでメールするならActive Mailが便利だ。Active MailはWebメールなので、オンラインであればどこからでも利用できる。特別な準備なしにメールを使えるので初心者にはお勧めだ。
しかし、問題点もある。メール容量は原則15MBしかない。また、オンラインでしかメールを使えない。そこで、メールをダウンロードするか、転送するかした方がよい。そのやり方は別の記事で紹介する。

ToyoNet Hacksとは

ToyoNetは東洋大ネットワークの総称だ。完璧とは言わないが、なかなかのものだ。少なくとも何かをしようとしたとき、できないことはほとんどない。ただし、使いこなし方を知っていればの話だ。そこで、ToyoNetの使いこなし方を紹介していくことにする。
最近、オライリーで「~Hacks」という題の本が多く出版されている。ここで、Hacksは「~を使いこなすこと」という意味だ。このブログではもっぱらToyoNetを使いこなす方法を紹介する。ToyoNet以外のことも紹介するが、それはあくまでToyoNetを使うためのツールとしてだ。
ToyoNet Hacksは途中までtumblrで作成していたが、tumblrに検索機能がないのでBloggerに引っ越してきた。