2008年4月18日金曜日

VMware

川越キャンパスのPC教室ではVMwareを使うことができる。
VMwareというソフトを知る人は多くないかもしれない。VMwareは仮想マシンを作成したり、実行したりするソフトだ。
仮想マシンという言葉も初めて聞く人がいるだろう。仮想マシンとは、ソフトウェア的に作成された別のマシンを意味する。ゲーム機PS2ではPS1のゲームをプレイできる。同様にWiiでは昔のファミコンのソフトをプレイできる。同じようなものだと考えればよい。要はPCの中に別のPCを作ることができる。
これが何の役に立つのかと疑問に思う人もいるだろう。Windowsの中でWindowsを動かしても重くなるだけで無駄なように思えるかもしれない。しかし、PC教室のWindowsは限られた権限の中でしか使えないが、VMware上のWindowsは自由に使うことができるという点が大きく違う。つまり、VMware上のWindowsには好きなソフトを自由にインストールできるわけだ。もちろんライセンスは守って使おう。
また、Windows以外のOS、たとえばLinuxをインストールすることもできる。世の中にはWindows以外のOSもある。しかもかなりたくさんある。それらをすべて試すことができる。本気で勉強したい人にとってはうれしいソフトだろう。
ただし、このVMwareを使うにはかなりのディスク容量を必要とする。考えてみれば当然だが、80GBのHDDを搭載したPCを作りたければ、80GBの容量が必要だということだ。実際には、使用した分の容量が消費されるので、80GBのファイルを作成する必要はない。しかし、それでも最初から1GBくらいは必要とする。
ここで、個人当たりのディスク容量が500MBだったことを思い出してほしい。つまり、USBディスクがなければ使えないということだ。
VMwareを使ってLinuxを試すにはUSBディスクが必要だ。
ちなみに、VMwareにはVMware Playerという無料版がある。こちらは仮想マシンを作成することはできないが、作成した仮想マシンを実行することはできる。学校で仮想マシンを作成し、家で実行することができるわけだ。

0 件のコメント: